休日・朝の知的な音楽スタイル
11AM -ELEVEN AM-

ベルリンから弦の逸材

コリヤ・ブラッハー

2008年3月9日(日)
11:00開演(10:30開場)

主催:しらかわホール

特別協賛:ブラザー工業株式会社

協賛:三井住友海上/三井住友海上きらめき生命


■プログラム■
バッハ
無伴奏パルティータ 第2番 ニ短調      
フランク
ヴァイオリン・ソナタ イ長調
ベートーヴェン
ヴァイオリン・ソナタ 第9番 イ長調
「クロイツェル」


■チケット料金■

全指定席

しらかわメイト¥3,000
一般¥5,000

公演終了

○チケット料金には消費税が含まれています。
○公演の内容が一部変更になる場合があります。あらかじめご了承下さい。
○未就学児同伴のご入場はご遠慮ください。

■プロフィール■

コリヤ・ブラッハー Kolja Blacher, ヴァイオリン

 コリヤ・ブラッハーはベルリンに生まれ、同世代のヴァイオリニストの中で注目すべき演奏家の1人である。有名な作曲家ボリス・ブラッハーの息子としてベルリンで育ち、5歳からヴァイオリンを学んだ。ベルリンで音楽を学び始めた後、15歳でニューヨークのジュリアード音楽院に入学し、ドロシー・ディレイのもとで学んだ。ザルツブルクでシャンドール・ヴェーグに師事した後、彼のソロとしての目覚しい活躍が始まった。
様々なコンサート・ツアーでヨーロッパ各国だけでなく、日本、南米、イスラエルも訪れ、またソリストとして、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ミュンヘン・フィルハーモニー、サンクト・ぺテルブルク・フィルハーモニー、BBC交響楽団、バンベルク交響楽団、ドレスデン・フィル、オスロ・フィル、メルボルン交響楽団、ヨーロッパ室内管弦楽団などの一流のオーケストラと共演した。
また、クラウディオ・アバド、ダニエル・バレンボイム、カルロ・マリア・ジュリーニ、ロリン・マゼール、マリス・ヤンソンス、ダニエル・ハーディング、ドミトリー・キタエンコ、デニス・ラッセル・デイヴィス、ジョナサン・ノット、マーカス・スタンツなどの有名な指揮者とも共演している。また、ベルリン芸術週間、ドレスデン音楽祭、クーモ室内音楽祭、ルツェルン国際音楽祭などの国際的な音楽祭にも定期的に出演している。
コリヤ・ブラッハーは、1993年にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の第1コンサート・マスターに選ばれた。ベルリン生まれのコンサート・マスターは60年ぶりであった。その後1999年にベルリン・フィルを離れ、ハンブルク国立音楽大学の教授の地位に就いている。
数々のレコーディングの他、RBB(ベルリン)のテレビ放送にも多く出演している。
父ボリス・ブラッハーのヴァイオリン協奏曲のCDは、1994年にディアパゾン・ドールを受賞している。またヒンデミットの「室内音楽第4番」(EMI)は1997年度ドイツ・レコード批評の季刊賞、また1998年度の「ベスト・スモール・アンサンブル賞」を受賞している。その後、バッハのヴァイオリン協奏曲集、シューマン、バルトーク等の曲集をリリースする。
2005/6年シーズンは、ドイツ、イタリア、スペインでのリサイタルのほか、ルツェルン音楽祭に参加し、ポリーニ等と共演する。ハーディング指揮マーラー・チェンバー、ジュロフスキー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、スタンツ指揮ケルン放送交響楽団、ノット指揮バンベルク交響楽団、デュダメル指揮ハノーファー・フィルハーモニーと協演。2006/7年には、サンタ・チェチ―リア管弦楽団に登場し、2007年5月には、クラディオ・アバド指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会にソリストとして登場した。
コリヤ・ブラッハーが演奏するヴァイオリンは、1730年製ストラディヴァリウス“トリトン”と呼ばれる名器で、キミコ・パワーズ氏よりブラッハー氏に貸与されたものである。

若林 顕 わかばやし けん ピアノ

表面的な流行にとらわれず、常に音楽の本質に迫る演奏を信条とする若林顕は、ラフマニノフなどの作品には、濃いロマンティシズム溢れる劇的な表現力を発揮し、ベートーヴェンやブラームスなどのドイツ音楽では、奥深いアプローチに定評がある。とりわけ単に音の美しさにとどまらない自在な音色の表現に、近年、ますますの磨きをかけている。
2002年10月カーネギーホール(ワイル・リサイタル・ホール)にリサイタル・デビューを果たし好評を博す。同年2月にはトロントにてMusic Toronto Chamber Music Seriesに出演、2003年4月にはシカゴのマイラヘス=リサイタル・シリーズにて大成功を収め、2004年6月にも同シリーズに再び招かれた。2004年1月にはフランスのナント音楽祭に出演、また、2005年5月にはマンチェスターの「ノーザン・カレッジ・オブ・ミュージック」 にてマスタークラスを行うなど、国際的な活躍の場を広げている。
東京芸術大学を経て、ザルツブルク・モーツァルテウムおよびベルリン芸術大学院卒業。田村宏、ハンス・ライグラフの各氏に師事。1982年第51回日本音楽コンクールピアノ部門第2位。 留学中の1985年、第37回ブゾーニ国際ピアノコンクール第2位入賞。さらに1987年には、弱冠22歳でエリーザベト王妃国際コンクール第2位受賞の壮挙を果たし、一躍脚光を浴びる。
 
日本のみならず世界各地でのリサイタルの他、NHK交響楽団を始めとする国内の主要オーケストラ、スコティッシュ・チェンバー・オーケストラ、パドゥルー管弦楽団、リンブルク交響楽団、エーテボリ交響楽団、ノールショッピング交響楽団、ロシアナショナル管弦楽団、等とも共演を重ね、その音楽に対する真摯な姿勢は、国内外の指揮者、オーケストラからの信頼も厚い。
 
ヴァイオリンのコリア・ブラッハー、堀米ゆず子、チェロのスティーブン・イッサーリス、堤剛、山崎伸子、クラリネットのカール・ライスター、オーボエのフランソワ・ルルー、ホルンのラデク・バボラク、ライプツィヒ弦楽四重奏団、ウィーン八重奏団、等との共演など、室内楽にも積極的に取り組んでいる。
 
2005年1,3月には「ショパンとラフマニノフの世界」と題したリサイタル・シリーズを東京にて開催、「・・音楽へのイマジネーションの豊かさと、男性的な圧倒的なパワーをも示して、まさに充実のコンサートであった」など、数多くの高い評価を得た。近年、ピアノ協奏曲の弾き振りを中心とした指揮活動を開始、新分野への挑戦が注目を集めている。
 
レコーディングには積極的な取り組みを続けており、現在ライブノーツ・レーベルより、 『ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ』『ラフマニノフ・リサイタル ライヴ・イン・紀尾井ホール』『ストラヴィンスキーのペトルーシュカ より3章』 などが発売されている。2008年からは、新たにオクタヴィア・レコードとラフマニノフのソロ曲全集などをレコーディングする予定となっている。
1992年出光音楽賞、1998年モービル音楽賞奨励賞、2004年ホテルオークラ賞受賞。
 
2007年度より、桐朋学園大学特任教授として後進の指導にも力を注いでいるが、2008年度からは、桐朋学園大学院大学教授にも就任する予定。